気候危機
8月9日に公表されたIPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)最新報告書を、国連のグテーレス事務総長は「これは人類に対する厳戒警報だ」と評した。産業革命以降、世界の平均気温は1℃上昇。海面水位があがり、熱波や豪雨、干ばつ、台風災害が頻発しているのは、人間の活動が自ら招いたものだと指摘。石油や石炭.天然ガスを使う便利な人間社会が、二酸化炭素を排出し続け、地球温暖化につながったという。
閑話休題、テーマが重いのでちょっと一息。叶 松谷先生の作陶展会場でさりげなく生けられていたザクロ、出展されていた抹茶茶碗の一つ、東海道五十三次のトロロ汁で有名な丸子の宿場がモチーフとか。気候危機に戻って、現在の生活を続けると、今後10年足らずでさらに地球の平均温度が0.5℃上昇する。気候変動というより気候危機というべき状態なのだ。生活に欠かせない冷蔵庫やエアコンもフロンガスをやめて代替フロンになっているが、強力な温室効果ガスなので地球温暖化の面からは問題がありそう…徐々にクルマの燃料もガソリンから電気に移行しているがまだまだ…我が家がタクシーをやめてバスや電車.テクシ―にしているのは、新型コロナが怖かったのと節約のため。美術館や博覧会で大量に買って配るクリア ファイルもプラスチックだから紙ファイルを探しましょう。気候危機に関しては、スエーデンのグレタ.トウンベリさんのように30年後の未来がかかる若者たちが敏感で活動も活発!
8月20日から9月12日迄で発出された4回目の緊急事態宣言が、9月30日迄延長されてやっと今日で終わる。増え続けた新型コロナ感染者数もなぜか、減少傾向になり経済を回せ❕の掛け声も強い。 濁った沼の魚のような、息苦しい緊縮生活を脱して秋を満喫したい、お出かけ日和を見て萩の寺常林寺に行ってきた。 朝7時 京阪出町柳駅で降り、階段を昇って川端通リに出ると、常林寺はすぐ東側、北には高野川と鴨川が合流する鴨川デルタが見える。学生のころや安サラリーの勤務助産師だった昔は、川端を歩いて河合橋―出町橋を渡り、出町の輸入食品店や商店街で楽しく買い物をしていた記憶が蘇る。
境内は秋のイメージ、庭いっぱいに咲き揺れる紅白の萩、ススキがありウメモドキが赤い実をつけ、木犀がつぼみ準備中、手入れの行き届いたお庭の美しさは息をのむばかり…音もなくホロホロと散る萩の風情、万葉集には142首詠まれていて、2位の梅を引き離し人気NO1だけある。常林寺には、お寺建立以前から祀られていた地蔵尊があり、世継子育て地蔵様として信仰されてきた。新型コロナ、不安なパキスタン情勢、気候危機社会を生きる、世界中の子供たちの未来を祈願してきた。
行平鍋の中は,食べる輸血生ビーツ2個とローリエ1枚、火にかけて3分くらいでポリフェノールの一種ベタシアニンが溶け出して茹で汁赤く染まる。泥臭くなるそうで蓋はせず、ゆっくり120分茹でて、鍋のまま冷ます、タケノコ方式ですね。ビーツは、抗酸化作用がありアンチエイジング効果もあって良いことづくめ?冷めたらつるっと皮をむき、保存液=は米酢500ml砂糖50g、クローブ3個を沸騰させて冷まして漬け、冷蔵庫のドアポケットに収める。数か月大丈夫とか…お楽しみ。
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