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通り抜ける空

 通り抜け できさうに 空澄んでをり 和田耕三郎 (1955-)

空へ行く 階段のなし 稲の花  田中裕明(1959-2004)

Photo_20200921170301 Photo_20200921170303        Photo_20200921170302 抜けるように高く青い空、秋ですね、朝夕はめっきり涼しくなりました。俳人和田耕三郎と田中裕明は重い病を得てもなお澄み切った心境で空をうたった。 彼らには、空への階段は近所の寺社の石段のように身近に感じられたのでしょう……百日紅、青い実をつけた柿、コロナ禍でも季節はゆっくり廻っています。   9月19日からの4連休?  私とは無関係、ほぼ毎日出勤して乳腺炎の患者様をcareし、この連休や月末に里帰りを終えてご自宅に戻られる母子たちの診療情報の準備をしました。私が所属する団体 桶谷式は全国で330か所の助産院があって、安心してリレーできます。スミマセン、ちょっと宣伝っポイ⁇  特に今回 送り出す何組かの母子たちは、新型コロナの影響で里帰り期間が長く、コロナのために孤独な出産をし、赤ちゃんがうまく飲めなかったり、重症乳房トラブルでかたーく暗い表情での初診でした。「赤ちゃんが何で泣いているのかわからないんです」とママも泣きそうだったあの頃。今では「そうなの、そうなの」と優しく語りかけ、てきぱきと赤ちゃんのお世話をし,授乳もやすやす、なんて素敵な母子、一回りも二回りも成長されましたね。ほんの少し関わった私ですが、「別れも楽し」と強がって送り出しましょう。

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毎日通る嵐電大宮駅のお月見しつらえ、観光客増加を喜びながら新型コロナ拡大の心配もしている。仲秋の名月は10月1日ですが、「花は盛りを月は隈なきをのみ見るものかは」と兼好法師もおっしゃてますよね。これは桜の花、春の月ですが 秋にも言えますね。 完璧な月よりも少し欠けた月もよいかと三条の花屋でススキを求めてスプレーで開花を遅らせる処置。公園で見かけた名残りの萩もいとおしい。    家族にいい加減に本棚の整理をしては‼と強制され、あれもこれも捨てられない世代なので断捨離?ブルブル私を捨てられそうと、拾い読みして結局1冊も処分はムリ無理ダメな私です。

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中でもこの「クシュラの奇跡」は大切な1冊、著者はニュージーランドの書店経営者ドロシーバトラー様、サブタイトルに140冊の絵本との日々とあります。1984年にのら社から出版され、時に触れ読み返す1冊です。ネットで簡単に読み捨てられる本全盛ですが、紙の手ざわり紙魚の跡古い世代は本の処分にどうしても踏み切れない。同様に井上靖さまの詩集も捨てられない1冊、この季節「漆胡樽の出だし  星と月以外何物をも持たぬ砂漠の夜、そこを大河のように移動してゆく民族の集団があった。……は私にとって形を変えた祇園精舎の鐘の声(平家物語)です。

Photo_20201001071501  助産院は毎日多忙、コロナとの共存時代にごく稀ですが、「うーん それありですか?」というような行動の患者様もおられますが、それなりに割り切ることにいたしましょう。

 

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