« 2019年4月 | トップページ | 2019年7月 »

2019年5月

邯鄲(かんたん)のゆめ

  名残の雨と共に平成は去り令和となった。見上げればハナミズキは群舞し、わたし好みの都忘れも可憐に咲いている。10連休の方々も多い今年、それはどこの世界のこと?相も変わらず自宅と助産院往復の毎日、気になる患者様数人を見た後はワタシ時間の始まり、いつもより丁寧におかず作りに励み、いつか読もうとツン読だった上橋菜穂子さんの鹿の王水底の橋』開いて満足満足‼  

Dsc_1047  Photo_15家族は仕事中毒の私を危惧して昨年のGWは香港に引っ張り出してくれた。

が、その旅行中に上階の水道管が破れて もしかして助産院に大量の水漏れが…と管理会社からの連絡が入る。胸張り裂ける思いで全行程を終え駆けつけてみれば、ほんの僅かに床が濡れている程度でやれ有り難や嬉しや…でも、何も気づかぬ見えぬで通してきた神聖な仕事場が妙に薄汚れて見える、ピンチはチャンス、この機会に床のコルクは言うに及ばず、助産院を一気にリニューアルしーましょ¡看板から赤ちゃん用の畳まで替えて気分一新、そんなこんなで私の平成は10年一日どころか30年一日あっという間に過ぎてまるで【邯鄲のゆめ】?  【邯鄲のゆめ】とは中国の唐時代の沈既済様の『枕中記』にある奇譚です。30歳近くの主人公盧生(ろせい)は官吏登用試験に落ち続け、現在は邯鄲=趙の首都近くに住まい、僅かな田畑を耕して暮らしている。しかし心の中では男たるもの見事試験に受かり高位高官になって、国を動かし栄耀栄華を極めたいと願っている。盧生が畑仕事の帰りに粗末な着物で茶店の前を通りかかると、道士呂翁が休憩しており店主は高粱を炊く準備にかかっていた。   道士とはまあ修行を極めた仙人とでも解釈なさって下さい。                                盧生はフラフラと茶店に入り、呂翁と意気投合して心中の願いを語る。でも現実はこの通り、次第にしょんぼりしてゆく盧生に「お前さん疲れて眠そうじゃの、この枕でひと眠りなされ、これは何でも夢の中で願いをかなえてくれる枕じゃよ」。盧生は枕の空洞から夢に入り、立身出世して50数年の栄耀栄華生活を送り、己が息を引き取る所までを見てハッと目が覚める。醒めてみれば店主が仕掛けた高粱はまだ炊き上がってもいない。ほんの短時間だったんですね 人生は何と空しい……邯鄲一炊の夢とも言う、この物語が成立した730年頃の日本は平城京時代ですね。

Photo_18 Photo_21   Dsc_1056_1 Photo_19    


人生が空しくても食欲は全開、タイミングよく長岡京のFさんから朝掘ったばかりの筍様到着、アクもエグミもほとんどない筍ですが寸胴や大鍋を駆り出し、鍋に入る大きさに根元を数センチづつ切って穂先も落とす、縦に一筋包丁目を入れて水から茹でます、オッとぬか一掴みと丸のままの鷹の爪2本を忘れずに、一時間ほど茹でたらナベのまま一晩おきます。筍は動物性たんぱく質好きなので、大きく切り たっぷりのかつおだしでゆっくり含め煮 更に追いガツオまでして旨味を閉じ込める。添えるのは青フキも美味しいけれど、我が家は1cm厚さの麩嘉のヨモギ麩をさっと煮てが定番。

木の芽和えに茹でたほうれん草を加えるのは、和え衣の増量サービスではなく「青よせ」と言って白田楽味噌と山椒の葉っぱだけだと碧が色あせてきれいにみえないからだとか…ところで富山湾のホタルイカ今旬ですが、ホタルイカの目は盛り付け前に取り去りますか❔  できるだけ人の手が入るのを嫌う私メは口の中で取り出す派、家族2人は前もって取った方がおいしィよー😃

Photo_16

この頃見かけなくなった「屋根よりたーかいこいのぼり、府庁近くの麩嘉本店の屋根で泳いでいました。5月5日は子どもーの日で決まりだったのに 、急に職能団体から「国際助産師の日です」ポスター貼って周知徹底してくださいって言われてもちょっと無理ですよ連休中ですしね。

| | コメント (0)

« 2019年4月 | トップページ | 2019年7月 »