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2015年4月

花に嵐

桜の季節は別れのとき、開業32年の今年も50人以上の卒乳生を送り出し,ほっとするやら寂しいやら…  今頃保育園やら幼稚園で〔おかーさーん」と大泣きしていないかと余計な心配。人生別離に足るか…「勧酒」の結句が出る。 唐の詩人于武陵(う ぶりょう810 - ?)の.五言絶句です。

Edakara Photo_2

君金屈巵    君に勧む金屈卮     満酌不須辞  満酌辞するを用いず

花発多風雨  花開けば風雨多     人生足別離 人生別離に足る

井伏鱒二さんの超訳は、

コノサカヅキヲ受ケテクレ  ドウゾナミナミツガシテオクレ 

ハナニアラシノタトヘモアルゾ    「サヨナラ」ダケガ人生ダ 

「サヨナラ」ダケガ人生ダ …って何か虚しそう。五月の詩人 寺山修二は、サヨナラだけが人生ならば  また来る春は何だろう…と歌っています。この人生別離に足る を私的解釈すれば別れは出会いの始まりだからクヨクヨしないで今は美味しい酒を楽しみ、明日は新しい出会いを期待して生きよう。当院も新入生一杯でちょっと子供の手が離れた中年女子は「生まれたての赤ちゃんって何か神々しいですね」とのたまうが正にその通りですね。

Photo_6  Photo_162月生れのななこちゃんあどけなくもママに似て美女の片鱗ちらり。るいとクンは3月生れ,凛々しいお顔立ちに髪まであるぞ、おまけに今回は順調な?母乳生活スタートで親孝行です。赤ちゃんの写真を撮るのはホント難しい… 4 月生まれのこの2人組、どうしても目を開けてくれず…でも可愛さは十分のはず。Photo_9Photo_12白黒ボーダーのかほちゃんは、はるばる栃木県からのお里帰り、宝塚系の美しい顔立ち一家に生まれつき、母乳人生はなかなかの親孝行スタートです。生まれて10日で当院デビュー、孝行息子のしょうまくんです。ぐんぐん母乳を飲んで毎日45gも増えて心配性のママを驚かせる逞しさ、もっともっと大きくな^れ! 

Photo天候不順の今年、奇跡的に晴れたある日渉成園(枳殻邸)のさくらを堪能しました。この建物は文字通り桜を愛でるための傍花(ぼうかかく)渉成園十三景の一つです。渉成園は徳川家康公から本願寺に烏丸六条の土地が寄進され、その東方の地が家光公から東本願寺十三代宣如上人に重ねて寄進されたのが始まりとか…本願寺さんはすでに東西に分派していたのですね。
Photo_6宣如上人はこの地に屋敷を造営し、作庭には詩仙堂で知られる石川丈山の趣向を取り入れています。渉成園は中国の魏晋南北朝時代(4世紀末から5世紀初め)の詩人陶 淵明帰りなんいざ知られる帰去来の辞「園、日に渉って以って趣をなす」からの命名とか。京都の人は大抵枳殻邸(カラタチ屋敷)と呼んでいます。高石垣の前の低い木が鋭いとげをもつカラタチPhoto_18  Photo_19  

Kuturogu_3三景をめぐる途中の紅枝垂れ、悲しいほどに美しい八重桜に酔いしれてちょっと一息、明月院吹き寄せ小紋に相良刺繍の袋帯を合わせました。2印月池は侵雪橋を渡るとき右手にあり、まさに都会の中のオアシス、池泉回遊式庭園の面目躍如、心がなごみます。嵯峨天皇の第八皇子で『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルのひとりともいわれる源融(みなもとのとおる)の六条河原院苑池の跡地との伝説があります。六条河原院の苑池では奥州塩釜の風景を模して難波から海水を運ばせて塩焼きを楽しんだといいます。現在の塩竃の地名はここからきているのでしょうか?  このお庭では、桜の後はツツジ、朴ノ木、双葉より芳しの栴檀、黄菖蒲と花の見頃が続きます。素敵な所ですよ。

 

    

 

    

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 
 

 

     

  

 

 

  

 

   

 

 

 

 

 

       
 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

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