新年ご挨拶
未年の元旦は、いきなり60年ぶりの還暦大雪、近くのお寺の屋根も数時間でこの通りの雪化粧となりました。
波乱の幕開け?にドキドキしながら恒例の新年ご挨拶をいたします。大晦日に迷いに迷った挙句春着は丸帯を切った能衣装イメージの松の帯と銀鼠色竹の付け下げを合わせています。
雪のおかげで良い正月を過ごし、仕事始めの5日から再び喧噪の毎日です。私にとって冬のイメージは、いつも若いころ通った村山リウ(1903-1994)さんの源氏物語講座に尽きます。大阪の夕陽丘にあった市立婦人会館で、村山さんは束髪、縞の着物をゆったりと着こなされ、あの張りのあるお声で、年始は「春の隣近く…若菜下…を読まれ、石ばしる垂水の上の早蕨の 萌え出づる 春になりにけるかも 志貴皇子 で〆られました。内科医のご夫君 たかし氏をこよなく尊敬され、帰宅するとエプロンもせずそのまま夕食の支度にかかるから、袖口が汚れるのよとおのろけでした。今 私が、たどたどしく何とか古文が読めるのは、村山さんのおかげなのです。では、当院自慢の光の君たちを紹介しましょう。トップバッターは、
昨年末に生まれたばかりのりく君です。りく君のママのあやさんは勿論、ヤングばーばもヤングじーじも30年以上前からみな存じ上げています。どうです、この堂々たるハンサムな寝顔! 何よりびっくりは、やや小さく生まれたのにグングン母乳を飲むおかげかあっという間に発育良好赤ちゃんになったこと。従兄のせいた君と一緒にもっと大きくなってね。
可愛い、そうクン、君の若い伯父ちゃまのトシ君にそっくりですよ。現在6か月足らずですが、顔も良いが体格.性格も良いと3拍子揃った希望の星。ママのともみちゃんは4月からお仕事ですよ。応援してあげてね。
1月6日生まれのしんいちろうクンは、兄のエイト君によく似ていますね。.ママのちひろさんは賢くて努力家だからエイト君の時のような苦労はなく、パパやおばあちゃまのご協力を得て、なんと順調にしんいちろうクンを育てている事でしょう。能ある鷹は何とやら… 期待していますよ。
ちょっとまぶしいお顔のせいたクン。昨年末F家に誕生の第1子ご自慢の大事な大事な男の子です。ママのちひろさんは「28年前、私が赤ちゃんの時ここに来てたんですって…」とおっしゃる。オバーちゃまになりたてほやほや、まだ初々しいひろみさんもご一緒でした。そういえば今回の光源氏たち4人は、母乳育ちのサラブレッドばかり、優秀なDNAを受け継ぎ、更に母乳で育ってますます立派に育つ。どうです,素敵な赤ちゃんたちばかりでしょう。
冬空を明るく彩るクロガネモチ、ふっと見上げた頭上に濃い緑の葉と対照的な赤い実。鳥たちを養い、人をも癒す、隣の春の足音は聞こえますか
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