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2014年11月

天平のいぶき

余りの多忙な日常に音を上げて、しばし心のお洗濯をと観て来ました、第66回正倉院展  Photo_5

チケットにも使われている鳥毛立女屏風(鳥毛貼りの屏風)は全部で六扇あり、今回は四扇が出展されていました。当時の美人らしくふっくらと豊かな頬、体形も豊満ですね。奈良国立博物館の裏庭、秋空に紅葉もちらほら。足元にはどんぐりも落ちています。 Photo_4

この赤い靴は衲御礼履(ノウノゴライリ) 752年 大仏開眼会に聖武天皇様が儀式用の靴として履かれたと推測されています。立派な靴で長さが31.5cm、天皇様は大男だったのでしょうか?そして何よりも私の目をくぎ付けにしたのは、最後の展示室にあった『四分律』巻十八でした。四分律とは出家者が守るべき戒律で、四部構成全六十巻もあったとか。753年(天平勝宝5年)、大仏開眼の翌年に、中国から伝戒の師として日本に来られた鑑真和上(688-763)ご持参と伝えられています。 4bunnritu_6 中国江南で既に第1の師となっていたのに、鑑真様は日本の朝廷から招聘され、12年間に5回渡航に失敗して失明され6回目にやっと日本の地を踏まれました。ここらあたり井上靖さんの「天平の甍」そのものですね。はじめ日本への伝戒の師には、弟子たちのたれかにとお思いだったようですが、渡航失敗を恐れて躊躇する彼らを見て、ご自身が強い決意を持って来られたのです。この四分律を用いて、聖武天皇様にも受戒され、天皇様は756年に崩御されています。そして光明皇后さまが聖武様遺愛の品々を東大寺に献納されたのが正倉院の始まりですね。今回は聖武天皇様の休まれた簡素な寝台とか伎楽用の面とか、天平の人々の大らかな息吹、素朴で健康的な舞い歌が聞こえてきそうな感じがしました。奈良に行くといつも満たされて元気が出ます。それでは恒例可愛い赤ちゃんたちです。Photo_11  Photo_9ピンクのかぼちゃを持つちひろちゃんは10月2日生まれの第3子、ちょっとアクシデントで入院が長くなりましたが、11月1日堂々助産院デビューです。兄かずし君もも姉のちよちゃんも当院卒業生、御覧の通り可愛くて愛嬌も良くて、家族中メロメロとか…姉妹仲良く並んでいる、右が10月14日生まれのあおいちゃん、左は姉のさなちゃん。あおいちゃんは5分後もApgar2点de!で生まれましたが、さすがは強運の持ち主  ラッキーな条件が重なって2週間新生児科入院して無事ご自宅に。今時珍しく、パパママともご先祖様のご加護を祈り日々感謝です。ちひろちゃんもあおいちゃんも皆様が羨む完全母乳です。

Photo_10かんたろう君は6か月、腹這いになってにっこりと笑まれるお顔からは、体重計が壊れそうな体重測定が想像できません。ママはあたりに聞こえた美形一族、おばあちゃまもおばちゃまも助産院通院されていました。さてこのかんたろう君6か月にして粉ミルクと決別、順調に発育発達中です。 枕の草子」第130段に[…うれしきこと二つにて…」 と清少納言が喜ぶシーンがあります。経房の中将おはして…頭弁(とうのべん) 様に褒められるのはとても嬉しい、その上経房様の思う人の中に私が入っていて嬉しいことが2つになった」と。ちひろちゃんとあおいちゃんの無事退院に加え、かんたろうちゃんのミルク卒業を祝して嬉しきこと三つにてといたしましょう。

 Photo_3 

 

正倉院展を見に行った時の装い、帯は黒の縮緬地に淡い黄色で菊を描いています。

 

   

  

 

  

   

  

 

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