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2011年4月

未来の子供たちに

4月12日、今や世界中の耳目を集めている福島原発事故が 「国際原子力事象評価尺度(INES)」からチェルノブイリ事故と同じの「最悪のレベル7」と判定された。余震が続く中、なんとか復興をと気丈に今日を生きる被災者の方々の居場所を奪い、「放射性物質で危ない日本」の風評が観光京都をも苦しめている。                                  Photo_5

                 

被災者のご苦労を思うと花見でもないかと出かけるのも遠慮したい気分。しかし、せっかくの桜に生きているうちにあと何回会えるかと誘われて、和服で哲学の道、川端通りと祇園を歩いてみた。写真は白川が流れる祇園巽橋辺り、例年だと桜も柳も美しいこの季節は、観光客で身動きもできない賑わいなのに、人影まばらで外国人はほとんどいない。着物は灰紫地に大胆にカトレアをアレンジした小紋、名古屋帯は京都の染織作家中川 善子さんの「花びらの詩」、かそけく匂いやかな桜はことのほか気に入っている。

恒例のS医科大学助産師課程の実習あり、毎日 乳腺膿瘍切開患者様のガーゼ交換careに出勤、という多忙な日々にさえ感謝するこのごろ。吉田 兼好さまも徒然草」第108段「刹那覚えずといへども  これを運びて止まざれば  命を終ふる期  たちまちに至る」と恐ろしいことをおっしゃっておられます。刹那とは仏教用語で時間の最小単位のこと1回指を弾く間に65の刹那があるとされる。人が意識しないほど短い時間の刹那、これを大切に運び続けて生きなければ  人生の終わりはたちまち来ると。徒然草って何か分別臭い、悟り澄ました御坊さんの独り言と思いこんでいたのはわたしの偏見であった。90歳の清川 妙さんがご自身の人生と重ね合わせて解説している「兼好さんの遺言」(小学館」)を読めば、なんと面白く、生きる勇気をもらえる本だったことか!Photo

写真右のお座りトリオは、思わず触ってみたくなるほっぺふくフクのこの愛らしさ、未来を担う母乳育ち。この子たちに安心して暮らせる国土を残すにはどうすべきか今こそ、ド素人が素朴な知恵を出し合いましょう。原発事故処理は「まだ間に合うのなら」ではなくて、絶対に間に合わせていただかなくては。

想定外事故だったはもう結構、専門家は何を想定しているのか、原発は危ないんじゃないの?ド素人の気持ちを大切に考えましょう。

当助産院にもフクシマや茨城、宮城からの着のみ着のまま避難してこられ、ショックで母乳が出なくなったり乳房トラブルでお困りの方々がたくさん受診されている。赤ちゃんにとって母親に(父親に)しっかり抱っこされることが一番安心、今はとにかく、ご飯系をしっかり頂いて、出ていないと不安に駆られず、何回でもおっぱいを含ませて上げて下さい。

大丈夫、あなたの美味しい母乳はあなたの子供を育てるチカラを持っています。困っていてもいなくても母子健康手帳がなくてもいつでも相談に乗ります。どうぞお電話下さい、お待ちしていますよ。 

  

  

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