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2010年1月

お茶を淹れましょう!  湯気の向こうに…

すでに「ベビマ.アロマ」の速報でご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、「週刊文春1月28日号」の母乳ケアで当院が紹介されました。イヤもう、医療レポーターのKさまが凄腕で、4時間近くいわゆるヨタ話しかしていないと思うのに、解りやすく見事な母乳記事になっていて驚きました。週刊文春はオジさん雑誌と思うなかれ、情報量の多さと的確な記事で女性読者も多いんですって。現に京都の大病院の待合にあって、妊娠中の健診で、長ーい待ち時間のつれづれを慰めてもらった縁で、今も毎週購読しています、という方も10人ほど。   

 

Photo_7  Photo_6「文春」の下の椿は新撰組のお墓がある、ご近所の寺のもの、塀から見えているのを撮りました。ところで今回は、まじめなテーマ「お茶を淹れましょう」 アラカン世代の私には、信じられないことでしたが、急須でお茶を入れたことがない、という若いお母様が増えていました。めての子育てが孤育てになって 毎日、気が狂うほど忙しいし、だれも助けてくれないから寂しい、パートナーも自分もそれぞれお好みの弁当と水をコンビニで買ってきて、それで終わり。それでは味気ないからと、子育て応援団などが主催する「美味しく作って食べよう」という家庭料理の講座を受講しても、お茶は「オーイ」とか「はーい」を各々持参して、ボトルから直接いただく仕組みとか… でも母乳で子育てしようと、当院に来るお母様たちは、お茶を淹れたくないわけではなく、根が素直でやる気満々ですから、こうしたらお茶が美味しく淹れられますとアドバイスしたら直ちに実行もするのです。  では、お茶アドバイザーの山田さんのお勧する煎茶の淹れ方を伝授いたしましょう。①急須は、内側にアミの茶漉しが入っているタイプではなく、注ぎ口の内側が網目になっているものがオススメ  ここに 2人分なら小さじ2杯+急須の分の1杯、計3杯の煎茶の葉を入れます。これは紅茶も同じですね、ポットにひとつ、あなたにひとつと数えるでしょう  ②美味しいお茶には温度管理が大切、水道水をヤカンで沸騰させること5分、カルキを抜きましょう、もちろん電気ポットでも同じ。③この沸騰したお湯を湯のみとは別のマグカップ2個をご用意して、お湯を冷まします。マグカップ1回で約10度温度が下がるので、2回でお湯は80度になりますね。この80度のお湯を2人分なら2個の湯呑の8分目まで入れて70度まで下げます。急須には、この湯呑2個分のお湯を湯呑をくるっとまわしながら注ぎ入れ、待つこと約2分、茶葉が開いたら最後の1滴まで湯呑に注ぎ入れます。

 

Photo_4 (1滴残さずしぼり切る、というのは紅茶と違いますね、紅茶は少し残してまたお湯を指しますから)さあ疲れきって帰宅したパートナーとの夕食が終わったら、この淹れ方でご一緒にお茶にしましょう。これであと1回、2煎までは美味しくいただけます。だけど赤ちゃんには、この煎茶より熱湯で出した番茶がおすすめ、急須も煎茶用よりも大きいほうが便利、やかんに茶葉を直接入れてぐらぐら煮出すと美味しいようですが、なーに、あなたが番茶をティバッグに入れて作った番茶は世界一ですよ、いれたてをちょっと冷まして、あかちゃんには「ふーふー」言いながらあげるとその雰囲気だけであかちゃんも大喜び。写真の湯呑の右は、愛媛の山田屋饅頭。家族中の好物でいつも取り寄せしています。アドバイザーの山田さんによるともし、お茶が湿っていたら本当は「焙烙(ホウロク)で焙じる」のですが、油気のないフライパンで炒っても、ということでした。ホウロククって何?と思う方は、もうすぐ、壬生寺の狂言があるから、そこでホウロク割を体験なさってください。ストレス発散しすぎかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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初暦

Photo 初暦 知らぬ月日の 美しく/吉屋信子

 皆様 明けましておめでとうございます。 27年目を迎えた池上助産院にたくさんの年賀状を頂きました。1枚1枚ありがたく拝読して感無量です。今通っていらっしゃる方々の初々しい赤ちゃんとご家族の写真、幼稚園児、保育園児、小学生たち、中学高校生、まあ、あのやんちゃ君がイギリスの大学に ! 27年前の赤ちゃん(失礼!)が父となり母となって忘れず下さる賀状多分全部の方にお返事を書くことは叶いませんので、この場を借りてお礼申し上げます。皆様からエールを送っていただいてパワー70%、今年も元気な私の晴着姿をお目にかけます。30年前の桜の訪問着に、おめでたい松を描いた川島の銀地袋帯 を合わせました。Photo_9 Photo_10Photo_12 ちょっとピンぼけの大皿は、伊予大洲の叔母から毎年届くふるさと便の品々。

姪の私は還暦過ぎていて、いつボケるかという恐怖に怯えつつかと言って心の準備もないままに突然 あの世からのお迎えが来ても困るしの世代です。   それでも叔母は、無事に正月が迎えられるかと私を案じて、お供え用のお餅や大洲の黄土芋、愛媛のかまぼこ竹輪といった年越しの品々を届けて下さるのです。   手製の潰し餡入のアワ、ヒエ、よもぎのおもちと干し柿、ミカンはハレ姫という新種で驚くほど美味。   電話でお礼を述べる私に、「黄土芋はすぐに炊けますから大根が柔らこうなってから入れて下さいや。」と叔母。   ゆるゆると話す叔母の言葉は、NHKのドラマ、司馬遼太郎の「坂の上の雲」で竹下景子さん扮する秋山兄弟の母と同じです。    おかげさまで今年も祖母譲りの黒豆、田作り、数の子、たたきごぼう、紅白なますの5種おせちを用意して無事お正月が迎えられました。    長年作り続けて来て、我が家では「おせちはシンプルイズベスト、原点に戻るね」となっています。    何も足さないで紅白なますは京人参と大根だけ、塩出しした数の子と一番だしの漬け汁、気長に炒って醤油、砂糖酒で味付けした田作りが好評なのです。   でも来年は足作り(お店の既成のもの)ではなく復活を迫られているのは、昆布巻きとローストビーフ、うーん、考えておきましょう。皆様今年もよい一年でありますように。

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