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2009年11月

天網恢恢  (テンモウカイカイ)

 幼い頃、だれも見ていないと思って戸棚のお饅頭をこっそり頂戴、幼心にはバレていない、うまくやったつもりでも夜中に腹痛で苦しみ、母親に「天網恢恢ですよ」と叱られた記憶がある紀元前5世紀ごろの中国の思想家老子さまの「天網恢恢、疎而不失」によるらしい。大意は、天の網はゆったりと広大で目があらいようだが、悪事は必ず見られていて漏れることはありません。悪いことはできませんよ。悪事を働けばこの網に捕えられます。かっての悪童連との還暦同窓会でこの話を披露して大いに受けた。皆、胸中に同様の覚えがあるらしくギクッとした様子。H君はバリバリの地方公務員のおえら方だが、カビが生えたカボチャをお母さまが「舌が痺れなかったら大丈夫」と率先して食べた話をしていつも空腹で貧乏だったな、とちょっとしんみり。小学校時代をともにしたお仲間なので、「うら若き君が盛りを見ける我、わが若き日の果てを見し君」とはならない。某有名メーカー社長のN君など昔の天網はずいぶん目が荒くて、我々のような不出来な子供も見逃されて、なんや知らんうちに高校や大学にも進み、いっぱしの顔をして勤め上げているから生きやすい時代だったと思う僕など小学校の時は、先生の話など碌に聞かないボンクラ問題児で今だったら親は学校に毎日呼ばれてえらい事やったやろな」と述懐。フムフム、そういえばN君はいわゆる優等生とは違うタイプ、発明家エジソンがニックネームだたものね。見所のある子として、彼の長所の芽を伸ばして下さった5年6年担任の亡き恩師、S先生のお陰かな。新型インフルエンザ流行にちょっと怯えつつ、この秋は超がつく多忙であった。大阪道頓堀の同窓会を皮切りに、10月末には恒例の三重大学の看護学科に話をしに行った。ここに行くのは、準備が捗らず苦しいが楽しみも多い。写真は学生との集合写真。いずれアヤメかの美女ぞろいですがけしからぬ輩を憂いて、アイマスクをしました。アラ棺の私は必要ないだろうって?それはヒドイ。毎年、三重大学から帰ってくると私は元気になる。教授陣も優秀で純粋、この方たちとの語り合いのひと時から、助産師養成が抱えるさまざまな現実や問題を知り、逃げないで問題解決を図る姿勢に打たれる。学生も素直でかわいいこと、顔に看護が命です書いてある位後姿の着物は結城で帯は昨年求めたムラサキシキブの名古屋帯。伊勢路から大和路Penn_2Photo_5 へ奈良の正倉院展にイソイソと2回行く。1回目は琵琶の袋に目を奪われ、2回目のオータムレイトのお目当ては光明皇后の楽毅論さすが観光奈良、近鉄奈良駅前から5時過ぎに乗ったタクシー運転手さんの鋭いこと。国立博物館までお願い」「何を見にゆきます?][あのー正倉院展に」「それはわかってますねや、正倉院展の何を見たいのです?」「はッ、光明皇后さんの…」「そんならな、最後の署名の日付、あれ間違えてますのや。皇后さんはおおらかなお人だったんでっしやろな。な藤三娘とある前の日付よーう、見てきなはれや。「「ありがとうございます」

Photo_7 3確かに天平十六年が書き直してありますね 。

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