新年ご挨拶2025 命をつなぐ
2025年明けましておめでとうございます。元旦の京都市内はお天気に恵まれ、 天神様への初詣にもってこい??というわけで、早朝から北野の天神様へ向かいます。今年の干支はいまいち、私メ 苦手としておりますので、あまりそのことには触れず…撫で牛に平穏な世界をと祈り、お詣りもつつがなく恒例の福梅と長五郎餅を求めていそいそ帰宅。
昨年末は12月28日が仕事納め、夕方から黒豆600gの煮汁を用意をして29日仕事で大先輩と会議に出かける。出かける前に黒豆の煮汁に鉄卵(夏はぬかみそに 錆釘よりきれい)を入れて、家人に6時間温めるように煮たらいったん火を止めてねとお願い。年末年始の主婦は、大掃除に始まり、親戚一同の期待がかかっているおせち作りが待っております。ニシン昆布巻き、これはお手のもの、上田昆布屋様の昆布の美味しいこと、仕上げに端っこを切ってポイポイとつまみ食い多し。お重の中央に飛び切り美味のヒラメ昆布〆が鎮座まします。
数の子の塩抜き、なますはダイコン500g、京人参50gでよいかな。このおせちづくり、黒豆をしわ寄らずに仕上げるために、何回もふわーと煮ては火を止めて味を含ませ、これって子育てと同じかなと強引に助産師業に持ってゆきます。今年のようにインフルエンザ大流行だと、親は赤ちゃんの発熱にものすごく気を使い、発熱外来などリサーチしていてお互いに情報交換するのです。
近畿に住まう4家族が元旦に美濃吉で新年会を催すようになって20年以上、豪華な伊勢エビ雑煮や 鮮度抜群 美しい盛り付けのお刺身に舌鼓。贅沢はこの日だけ、京都の人は手間はかけてもお金はかけない地味暮らしを紡ぐのです。 ラインやメール、インスタグラムの「おめでとうございます」も良いのですが、紙の手触りの年賀状はまた格別。(まあ、あの大乳腺炎を乗り切ったママとM坊やが20歳になりますって……)今年も皆様から50枚以上の年賀状を嬉しく有り難く頂戴いたしました。
玄関の千両と松の横は、再び天神さまの境内に戻って、まだ、かすかなふくらみが見えるか見えないかの梅のつぼみです。 隣国の政権中枢もかなり荒れていて、ウクライナいまだに見通しつかず、世界中が争いに満ちていても それでも地球は周り 新しい命が生まれ、小さな命が宿ったとお知らせをいただく嬉しさ!私の助産院は今年で開業42年、助産師業は、自分で道を切り開いてゆくもの。新しい命の誕生を見つめ、守るお手伝いを続けます。本年もどうぞお手柔らかに。
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